湯桶を木にするなら
湯桶は、かけ湯をくんだり、洗い場で体にお湯を流したりするときに使う桶です。木の湯桶は、細長い板を輪のように並べ、外側からタガで締めて形にしています。
この記事では、さわら・ひのき・こうやまきの3つの木でつくられた湯桶を比べます。選ぶときに見るのは、木の種類、価格と納期、大きさの3つです。
木の種類で選ぶ
3つの木は、どれも「木曽五木」に数えられます。江戸時代に尾張藩が伐ることを禁じた、ヒノキ・サワラ・アスナロ・ネズコ・コウヤマキの5つの木です。
- さわら:加工しやすく、水に強い木として、風呂桶などに使われてきました。見た目はひのきに似ています。
- ひのき:加工しやすく、色が美しく光沢のある木です。耐久性に優れて腐りにくく、宮殿や神社仏閣の建物にも使われてきました。
- こうやまき:朽ちにくい木材として、古くから船や桶に使われてきました。
価格と納期で選ぶ
3つの湯桶は、価格帯がちょうど1つずつ分かれます。さわら湯桶が3,000〜7,000円、桧 湯浴み桶が7,000〜15,000円、高野槇 丸湯桶が15,000円〜です。
届くまでの時間にも違いがあります。高野槇 丸湯桶は、在庫が無い場合は注文を受けてから製作に入るため、納期が4〜5か月ほどかかります。さわら湯桶も、在庫の状況によっては注文を受けてから製作に入り、届くまでに2週間から1か月ほどかかることがあります。使い始めたい時期が決まっているなら、注文の前に購入先で在庫と納期を確かめておくと安心です。
大きさで選ぶ
3つとも、口の広さはおよそ20〜23cm、高さ(深さ)は11.5cm前後で、大きな差はありません。大きさの書き方は作り手によって違い、志水木材産業は外径と高さ、池川木材工業は径と深さで書いています。中川木工芸は幅と奥行きがどちらも20.5cmの丸い桶なので、直径として並べています。桧 湯浴み桶には、口が径約24cmの「大」もあります。
使ったあとの手入れ
木の湯桶は、使ったあとに水気を切り、乾かしておくのが基本です。木を腐らせるきのこが育つには、酸素・温度・水分が欠かせません。浴室のように水気の多いところで使う木は、黒く変色することもあります。使い終えたら風通しのよい場所に置き、ぬれたままにしないようにします。
作り手が商品ページで案内している手入れは、下の紹介にまとめています。
比較表でまとめて見る
| 湯桶 | 木の種類 | 大きさ | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| さわら湯桶(志水木材産業) | さわら | 外径23cm・高さ11.5cm | 3,000〜7,000円 |
| 桧 湯浴み桶(池川木材工業) | ひのき | 径約22cm・深さ約11.5cm | 7,000〜15,000円 |
| 高野槇 丸湯桶(中川木工芸) | こうやまき | 直径20.5cm・高さ11.4cm | 15,000円〜 |
3つの湯桶
さわら湯桶(志水木材産業)
- 用途・想定シーン
- 家の浴室で、かけ湯をしたり、体にお湯を流したりする
- サイズ
- 外径23cm・高さ11.5cm
- 価格帯
- 3,000〜7,000円
- 木の種類
- さわら(椹)
- こんな人におすすめ
- はじめて木の湯桶を使ってみたい人、森づくりに取り組む作り手から選びたい人
作り手はこの湯桶に耐久性のあるさわらを選び、手になじむほどよい大きさと厚みの湯桶だとしています。つくっているのは長野県南木曽町の志水木材産業で、寿司桶やおひつ、木の浴槽もつくっています。
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さわら湯桶(志水木材産業)のレビューを読む桧 湯浴み桶(池川木材工業)
- 用途・想定シーン
- 家の浴室で、かけ湯をしたり、体にお湯を流したりする
- サイズ
- 径約22cm・深さ約11.5cm
- 価格帯
- 7,000〜15,000円
- 木の種類
- 国産のひのき(柾目材)
- こんな人におすすめ
- まっすぐな木目の湯桶がほしい人、手入れの手順が分かっているものを選びたい人、森づくりに取り組む作り手から選びたい人
柾目のひのきを、職人が一つずつ手で仕上げています。柾目は、木目が平行にまっすぐ通る取り方です。板と板を束ねるタガは銅でできています。手入れは、使い終わったらシャワーで汚れを流し、風通しのよい場所に置きます。水気を拭き取っておくと、さらに長持ちします。木の表面が白っぽくなることがありますが、作り手はこれを、シャンプーなどに含まれる界面活性剤が付くためで、木から出ているものではないと示しています。
高野槇 丸湯桶(中川木工芸)
- 用途・想定シーン
- 家の浴室で、かけ湯をしたり、体にお湯を流したりする
- サイズ
- 直径20.5cm・高さ11.4cm
- 価格帯
- 15,000円〜
- 木の種類
- 国産のこうやまき(高野槇)
- こんな人におすすめ
- 白い木肌と、やわらかな木目の湯桶がほしい人、届くまで待ってでも選びたい一つがある人
こうやまきの白い木肌を、銀色の洋白のタガで締めています。洋白は銅・ニッケル・亜鉛を合わせた金属で、タガは断面が半円の形です。注文するときに、黒ずみを防ぐしみこむタイプのコーティングを付けるかどうかを選べます。手入れは、使ったあとに亀の子たわしなどでこすって洗い、よく乾かします。乾き方が足りないと、木が黒ずむことがあります。
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高野槇 丸湯桶(中川木工芸)のレビューを読むよくある質問
もっと大きな湯桶はありますか?
この記事の3つの中では、池川木材工業の桧 湯浴み桶に、口が径約24cmの「大」があります。深さは小と同じ約11.5cmです。
風呂椅子や石けん置きも木でそろえられますか?
お風呂のカテゴリで、風呂椅子や石けん置きも紹介しています。
作り手の森づくりは?
志水木材産業と池川木材工業は、森を育てる取り組みをしています。志水木材産業の森づくり、池川木材工業の森づくりで紹介しています。









