クロスウッドが目指すこと
木の道具には、森の時間が宿っています。一本の木が育つまでの長い歳月、 それを形にする作り手の手仕事——クロスウッドは、その両方を大切にしながら、 木の道具を一つずつ選んで紹介しています。数を追うのではなく、木の温かさや、 作り手の想いが伝わる一枚を。暮らしのなかで木にふれることが、その先にある森を 感じるきっかけになればと願っています。
クロスウッドという名前
「クロスウッド(CROSS WOOD)」という名前には、木(Wood)を軸に、 さまざまな想いを交差(Cross)させたいという願いを込めています。なかでも 大切にしているのが、作り手と使い手の交差です。林業家や職人が心を込めて つくった道具を、それを使う人の暮らしへ。作り手の手のあたたかさが、 使い手の日々にそのまま届くような橋渡しをしたいと考えています。
いま、していること
クロスウッドがしているのは、木の道具を選んで紹介することです。ひとつの匙、 一枚のまな板を取り上げるとき、その道具がどんな木から生まれ、どんな作り手の 手を経てきたのかを、できるだけ丁寧に伝えるようにしています。木は、森が長い 時間をかけて育てたものです。だからこそ、木を「使わせてもらう」という気持ちを 忘れずにいたい。数多くの商品を並べることよりも、一つひとつの背景にある物語を 届けることを大切にしています。
木工品の向こうにある森
木の道具を暮らしに迎えることは、その木を育てた森とつながる、小さな入口に なると考えています。台所にひとつ木の匙があるだけで、指先に伝わる手ざわりや、 ほのかな木の香りから、森の豊かさや温かさを感じてもらえたら——それが クロスウッドの願いです。
木の道具をつくる人のなかには、自ら木を植え、森を育てている作り手もいます。 クロスウッドは、そうした森づくりの営みに深く共感しています。自分たちだけで 森をつくるのではなく、森を思う人たちの輪が広がっていってほしい。その想いから、森づくりに取り組む作り手の活動を紹介しています。
これから
いつかクロスウッド自身も、木を植え、森を育てる側になれたら——そんな願いを 持っています。まだ小さな一歩を踏み出したばかりですが、木の道具の魅力を 伝えることを通じて、森を大切に思う人が少しずつ増えていく。その先に、豊かな 森の未来があればと考えています。まずは目の前の一枚を、心を込めて紹介して いくことから。クロスウッドは、そんな歩みを続けていきます。