パスタやハンバーグの横に、フォークと並べて木のスプーンを置きたい。洋食の食卓に合わせるなら、すっきりと細身のものがほしくなります。岩手県二戸市のプラム工芸がつくる「ディナースプーン」は、オノオレカンバという堅い広葉樹を素材にした、細身の食事用スプーンです。毎日の食事に木のスプーンを使いたい人、とくに洋食の器に合わせたい人に向きます。
特徴
プラム工芸は、堅く強いオノオレカンバなら細く薄く削っても強度が保たれると考え、このスプーンを薄く仕上げています。その薄さが口に入れたときの感触のよさにつながる、というのも作り手の考えです。
形はすっきりとした細身で、作り手は大きなディナー皿にも合う形として紹介しています。同じ工房にはディナーフォークもあり、作り手の自社ECで扱っています。スプーンとフォークを同じ木、同じ仕上げでそろえられます。
この記事で取り上げるのは中サイズで、長さは18cm、すくう部分の幅は3.2cmです。作り手の自社ECでは、長さ21cmの大と16cmの小も選べ、有料で名入れも頼めます。記事で案内している楽天のお店で扱っているのは18cmのみです。
仕上げはウレタン塗装です。塗料は日本製のものを使い、一本ずつ人の手で磨いて仕上げています。素材は岩手県産のオノオレカンバで、材料を仕入れるところから、形を考え、つくり上げるまでを、二戸市の工房が担っています。
天然木なので、小さな節が入ることがあり、木目や色の出方も一本ずつ違います。
木の種類について
オノオレカンバは、漢字で「斧折樺」と書きます。斧が折れてしまうほど堅い、というところから、この名で呼ばれてきました。
生えているのは、標高500m以上の山の斜面です。崖のように土の少ない厳しい場所に群れて育ち、自然の林の中でも数の少ない木です。育つ速さはゆっくりしています。
重さのある木で、気乾比重は0.94。狂いは比較的少なく、中心に近い心材は赤みを帯びた褐色をしています。プラム工芸は、創業のころから少しずつ原木を仕入れてため、長い年月をかけて乾かしてから使っています。
細い姿のスプーンを口に運ぶとき、その芯に山の厳しい場所で育った堅い木がある。そんなことに、食事の途中でふと思い至る日があればと思っています。
お手入れ
洗い方で気をつけたいのは、次の3つです。
- 食器洗い機・食器乾燥機・電子レンジでは使えません。
- 水や洗剤に長くつけ置きしません。
- 洗ったら早めに水気を拭き取り、よく乾かします。
まとめ
プラム工芸のディナースプーン 18cmは、洋食のお皿に添える細身の木のスプーンを探している人に向きます。堅いオノオレカンバを薄く仕上げた一本で、仕上げはウレタン塗装です。
同じウレタン塗装の食事用スプーンで、4つのサイズから選べるものには国産くるみの木のスプーン くだものうつわがあります。仕上げと用途の違う一本と見比べるなら、栗の木を拭き漆で仕上げたカレー用の栗の木カレースプーン 和うるし工房あいもあります。