大皿に盛った煮物を取り分けたり、お弁当の小さなすきまにおかずを詰めたり。こまやかな手元の作業に使う菜箸を探している人に向くのが、箸蔵まつかんの「HASHIKURA SEASON01 菜箸」です。九州産の竹を使い、福井県小浜市でつくっています。
特徴
指が触れる断面は、三角形です。作り手の説明では、この菜箸は親指・人差し指・中指の3本で持つ箸に合わせた三角形で、指になじみ、調理台に置いたときも転がりにくい菜箸です。
箸先から4cmは、三角ではなく丸く加工してあります。先端の太さは約2.3mmで、箸先には滑り止めの加工があります。作り手の説明では、この細い箸先は、お弁当の盛り付けのようなこまかな作業に向きます。
長さは30cmで、菜箸としても、大皿料理の取り箸としても使えます。
塗装はアクリルウレタン樹脂塗装です。
色のテーマは「産地の色」です。箸蔵まつかんのある小浜市は、日本海の若狭湾に面した町です。この菜箸の10色は、その空や雲、海辺の景色からとっています。空色・海松色・浜色・風色・夕暮色・雲色・雨色・小豆色・紅葉色・月色の10色です。
竹について
素材は九州産の天然竹です。竹は、地下茎から毎年新しい竹が伸び、数か月で大人の竹に育つ植物です。木のように年ごとに太っていく仕組み(形成層)はありませんが、材の成分は木材とほぼ同じです。
竹の材は、組織がすべて縦の向きにそろっているので、繊維に沿った方向の強さが高くなります。表皮に近いところほど繊維が詰まっていて、しなやかで折れにくい性質があります。
作り手と森づくり
箸蔵まつかんは、福井県小浜市の株式会社マツ勘の箸のブランドです。
マツ勘は、箸づくりで出る木を燃料にして売っています。おがくずは燃料のペレットにし、傷や曲がりで商品にできなかった木は、焚き火などに使う燃料にしています。箸をつくったあとに残る木まで使い切るこの取り組みは、マツ勘の資源循環の記事で紹介しています。
お手入れと使い方
HASHIKURA SEASON01 菜箸は、食洗機で洗えます。
HASHIKURA SEASON01 菜箸の作り手の箸蔵まつかんからは、使い方について、とくに次の点に気を付けてほしいとのことです。
- 揚げ物など高温になる調理には使いません。反りや割れの原因になることがあります。
- できあがった料理の取り分けや盛り付けに使うのがおすすめです。
まとめ
三角形の断面と丸く仕上げた箸先をもつ、長さ30cmの竹の菜箸です。大皿料理の取り分けやお弁当の盛り付けに使う菜箸を、産地の景色からとった色で選びたい人に向きます。揚げ物の鍋で使う菜箸を探している人には向きません。


