炒めものにも、煮込みの鍋にも、ケーキのクリーム塗りにも。混ぜる・こそげる・塗る作業に使える細身の木べらを探している人に向くのが、工房 菜やの「山桜の調理ヘラ」です。

特徴

山桜の調理ヘラは、すらりとした細身の木べらです。長さは約31cm、先の幅はいちばん広いところで約4.5cmあります。

フライパンでちょっと炒めるとき、深い鍋で煮込むシチューやカレーをこそげて混ぜるとき、裏ごしをするとき、ケーキにクリームを塗るとき。山桜の調理ヘラは、こうした作業に使う木べらです。

作り手の説明では、山桜の調理ヘラはテフロン加工などのフライパンを傷めにくい木べらです。仕上げには、えごま油と蜜蝋を工房で調合したワックスを使っています。

山桜の調理ヘラのワックスは、化学塗料のように強いものではありません。何度か洗ううちに落ち、つやがなくなったり、表面にざらつきを感じたりすることがあります。

木の種類について

材は山桜です。サクラの仲間の心材は褐色から赤褐色で、まわりの辺材は淡い黄白色をしており、色の境目がはっきりしています。きめが細かく、やや重く硬めで、加工しやすい木です。

作り手について

長野県下伊那郡阿智村の里山にある、水上雅彦さんとひろみさんの工房です。1991年に浪合村で工房を開き、1999年に阿智村へ移りました。工房 菜やは、里山の木を、身近な暮らしの品に生かすことを大切にしています。

お手入れ

無垢の木の木べらは、きちんとお手入れすると長く使い続けることができます。クロスウッドがおすすめするお手入れを紹介します。

  • 使い終わったら洗い、水につけたままにしません。
  • 洗ったら水気を拭き取り、風通しのよいところでよく乾かします。
  • 食器洗浄機は使わず、手で洗います。

山桜の調理ヘラの作り手の工房 菜やからは、乾かし方と仕上げのワックスについて、とくに次の点に気を付けてほしいとのことです。

  • 乾かすときは、直射日光を避けます。
  • ワックスが落ちて手ざわりが気になってきたら、えごま油・サフラワー油・オリーブオイルなどの植物油を薄く塗り、乾いた布でから拭きします。

使ううちに割れや変形が出てきたときも、工房 菜やはできる限り修理を引き受けています。

まとめ

長さ約31cm、先の幅が最大約4.5cmの細身の調理ヘラです。山桜を、えごま油と蜜蝋のワックスで仕上げています。炒めものから裏ごしまで、細身の木べらを1本そろえたい人に向きます。