子どもが座る椅子は、小さくても家具です。オークヴィレッジの「広葉樹の森 子どもイス」は、近隣の森で伐り出された規格外の広葉樹からつくられた子ども用のイス。フレームと脚は、伝統的な木組みで組み上げられています。座面の高さは27cm、重さは約2.5kgです。子ども用の椅子を、家具として長く家に残るものから選びたい人に向きます。

特徴

この椅子でまず目がいくのは、部材の組み方です。粘りのあるブナ材は、フレームと脚にまわっています。ここを伝統的な木組みで組み上げているのが、この椅子のつくりで、全体は曲線を多く使ったかたちにまとまっています。

外寸は幅36.3×奥行31.8×高さ46cm。座面の高さは27cmです。ダイニングの足もとにも、子ども部屋の隅にも収まる大きさで、床に置いたときの存在感は控えめです。

重さは約2.5kg、耐荷重は30kg。仕上げは植物性オイルのナチュラルです。塗膜で表面を覆うのではなく木にしみこませる仕上げなので、座面のサワグルミの木肌が、そのまま肌に触れます。

手元に届くまでの納期は、受注後約2〜4週間程度です。誕生日や入園といった先の予定に合わせて用意する買い方に向きます。

木の種類について

日本の森には、質がよくても規格から外れ、材料の流通に乗らないまま残る広葉樹があります。規格に合わなくても、何十年も自然のなかで育ってきた木であることは変わらない。オークヴィレッジは、日本の木の文化を、次の世代を担う子どもたちへ残していきたいと考えています。この椅子は、その考えのうえに立っています。

使われているのは、近隣の森、岐阜県の根尾地域で伐り出された規格外の広葉樹です。本体とピンには国産のブナ、座面には国産のサワグルミ。

ブナは、木目がつまって均質で、粘りがあり、曲げにも強い木です。木肌は淡いピンクがかったクリーム色で、明るい色みをしています。

いっぽう座面に選ばれているのは、国産のサワグルミです。クルミ科サワグルミ属の木で、オークヴィレッジは、その質感がやわらかくあたたかいことを理由に、体が直に触れる座面にこの木を当てています。

こうした規格外の広葉樹を、木製品にして届けること。オークヴィレッジは、それが国内の貴重な森林資源に新しい価値を生み、輸送にともなう環境負荷を抑え、森づくりへ還っていくものだと位置づけています。作り手の森への取り組みは、オークヴィレッジの森づくりでくわしく紹介しています。

規格から外れた木が一脚の椅子になっている。そのことが、子どもが大きくなったときに、その木を育てた森へ目を向けるきっかけになればと思っています。

お手入れ

オイルをしみこませた木の家具は、次のような扱いが基本になります。

  • ふだんの汚れは、水にひたしてよく絞った布で拭き取ります。
  • 飲み物をこぼしたときは、木にしみこむ前に早めに拭き取ります。
  • 日ざしが強く当たる場所や、エアコンの風が直に届く場所は外します。反りや色あせが出にくくなります。

手ざわりが乾いてきたと感じたら、家具用のオイルをごく薄く塗り、布で伸ばしてなじませます。

まとめ

座面の高さは27cm、重さは約2.5kg。規格外の広葉樹を使い、フレームと脚を伝統的な木組みで組み上げた子ども用のイスで、届くまでの納期は受注後約2〜4週間程度です。子ども用の椅子を、家具として長く家に残るものから選びたい人に向きます。

同じ子ども椅子では、キシル まめチェアとHOPPL コロコロチェアもあわせてご覧ください。まめチェアはひっくり返して座面の高さを3段階から選べる豆椅子で、27cmで使うこの椅子とは高さの考え方が違います。コロコロチェアは床で転がして役目を変えられる一脚で、大人が腰かけるスツールにもなります。