お祝いの席で酒を注ぐ、ひのきのマス。キシルの「HOURI(ホウリ)スツール」は、「祝」と書いてホウリと読みます。そのマスと同じひのきを使い、同じ組み方で仕上げたスツールです。玄関やベッドの脇に小さな一台を置きたい人に向きます。
特徴
ちょっと腰をおろす、本を一冊置く、来客の日に一席ぶん増やす。HOURI スツールは、そうした暮らしの細かな場面に出番がある一台です。外寸は幅33cm・奥行き29.5cm・高さ41cm。キシルは、この高さを、椅子として腰かけるにもローテーブルとして使うにもちょうどよい高さだと位置づけています。
腰かける用途のほかに、ソファやベッドの横に置けばサイドテーブルになり、くつろぐ場所の前に置けばローテーブルにもなります。玄関に置けば、靴をはくときの腰かけとして使えます。
組み方は、板の端を凸凹に刻んでかみ合わせる「あられ組」です。釘も金具も一本も使わずに組み上げてあり、マスと同じつくりの、すっきりとした木の面がそのまま見えます。内側には棚板が渡してあり、読みかけの本やお茶の道具など、手もとに置いておきたいものの居場所になります。
持ち運びのしやすさにも手が入っています。側面に手をかけるくぼみがあり、板の厚みを抑えてあるので、重さは約2.4kg。部屋から部屋へ、気軽に移せます。使わないときは2通りの重ね方で積み上げられ、置き場所をとりません。
届くのは完成品で、ダンボール1箱に収まっています。箱から出したその日から使えます。
つくっているのは、静岡県浜松市のキシル。2002年に設立され、日本の木だけを使って家具や雑貨をつくっています。キシルは、出産や新築、引っ越しといった人生の節目の贈り物に、このスツールをすすめています。
木の種類について
材は国産ひのきの無垢材です。ひのきは淡いクリーム色の木肌と、すっきりとした香りをもつ木で、昔からマスや風呂桶など、暮らしの道具に使われてきました。手のひらで触れても冷たさを感じにくく、さらりとした手ざわりが残ります。
仕上げには、天然由来の植物系オイルが使われています。木の表面を膜で覆うのではなく、木にしみこませる仕上げなので、ひのきの木目と手ざわりが生きています。
ひのきの色は、年月とともに少しずつ深みを増していきます。祝いの日に迎えた一台が、暮らしのなかでゆっくりと色を重ねていく。その変化も楽しんでもらえればと思っています。
お手入れ
ふだんは、さっと拭くくらいで十分です。
- ふだんの汚れは、水で濡らして固く絞った布で拭き取ります。
- 軽い汚れは、消しゴムやメラミンスポンジでも落とせます。
- ときどき専用オイルを塗り重ねると、表面にツヤが出てきます。
まとめ
腰かける、物を置く、重ねてしまう。HOURI スツールは、祝い酒のマスと同じ素材と組み方を、暮らしの一台に移したスツールです。国産ひのきの無垢材に、釘も金具も使わないあられ組、植物系オイルの仕上げ。玄関やベッドの脇に、長く置いておける木の腰かけを探している人に向きます。
ほかの木のスツールと見比べるなら、中央がゆるやかにくぼんだ座面をもつ国産ナラなどのオークヴィレッジ PICOスツールや、岐阜のヒノキを自分の手で組み立てるmore trees スツールもあわせてご覧ください。