赤ちゃんが初めて口にする食事の道具を、本物の木にしたい。高知県安芸市の山のくじら舎がつくる「おやこさじ」は、その願いに応える高知県産ひのきのベビースプーン2本セットです。大人が食べさせる親さじと、赤ちゃんが自分で食べる練習をする子さじが一組になっています。離乳食のはじめから木の道具を子に持たせたい親や祖父母、出産祝いの贈り物を探している人に向く品で、当サイトで取り上げる初めてのベビースプーンでもあります。

特徴

このセットの個性は、役割の違う2本が組になっている点にあります。山のくじら舎によれば、長さ14.5cmの親さじは大人が握って食べさせるための一本、長さ11.5cmの子さじは赤ちゃん自身が握って「自分で食べる」練習をするための一本です。離乳食をはじめたばかりの時期は親さじで食べさせ、手づかみから「自分で食べたい」へ移る段階では子さじに持ち替える。発達の段階を一セットのなかで設計しているのが、おやこさじの考え方です。

オリジナルのギフトボックスが付くので、出産祝いの贈り物にもそのまま使えます。「JIDAデザインミュージアムセレクション」にも選ばれており、道具としての設計が評価された品でもあります。

これまで当サイトで紹介してきたスプーンの多くは、大人の食卓で使うものでした。おやこさじは、赤ちゃんが初めて持つ道具という用途にしぼった点で、それらとは性格が異なります。素材のひのきは木曽ひのきのティースプーンと重なりますが、親さじと子さじで発達段階を一組に設計した発想、ベビースプーンという用途、そして当サイトで初めての最高価格帯(15,000円〜)という点まで含めると、別の系統に立つ一品です。

木の種類について

使われている木は、高知県産のひのきです。針葉樹のひのきは、軽く明るい白木と、ほのかに清々しい香りで知られてきました。口に運ぶベビースプーンには、この軽さとやわらかな口当たりが向いています。木のスプーンは金属より軽く手になじみ、器の内側を傷つけにくいのも利点です。赤ちゃんが自分で握る子さじにとって、軽さはそのまま扱いやすさにつながります。

あわせて押さえておきたいのが、「漆塗り」は表面の仕上げであって、木そのものの種類ではないという点です。おやこさじは、ひのきの木地に植物オイル・拭きうるし・真塗うるしのいずれかをかけています。木地(ひのき)と仕上げ(オイルか漆か)を分けて見ると、選ぶときの違いがつかみやすくなります。

安全性・お手入れ

口に入れる前提の道具なので、安全性は丁寧に見ておきたいところです。おやこさじの仕上げは、植物オイル・拭きうるし・真塗うるしの3種から選べます。山のくじら舎によれば、いずれも赤ちゃんが口に入れても安全な成分で仕上げているとのこと。漆はもともと食器やカトラリーに古くから使われてきた、口に触れる前提で語れる仕上げです。3つの仕上げは安全性の優劣というより、風合いや好みで選ぶ選択肢と捉えるとよさそうです。

木という素材そのものにも、ベビースプーンに向く性質があります。金属に比べて熱が伝わりにくいため、温かい離乳食をすくっても口当たりがやさしくなりやすい。さらに、すくう面の角を丸く整え、赤ちゃんの口や手に合うサイズに設計している点も、山のくじら舎の説明する持ち味です。実物は未確認のため、具体的な使用感は購入リンク先の説明や写真もあわせてご確認ください。

お手入れは、漆・オイルどちらの仕上げにも共通する、木の道具の基本を押さえれば長く使えます。

  • 食洗機・電子レンジには入れない。
  • スポンジと食器用洗剤でやさしく手洗いし、スチールたわしやクレンザーは避ける。
  • 水や洗剤に長時間つけ置きしない。
  • 洗ったら早めに水気を拭き取り、しっかり乾かす。
  • 直射日光や急激な乾燥、長期間の放置を避ける。

毎日やさしく洗って、ためずに乾かす。木の道具はこの繰り返しがいちばん長持ちにつながります。なお仕上げによって細かな注意点が異なる場合があるため、詳しくは購入リンク先の案内もご確認ください。

まとめ

おやこさじは、親さじと子さじの2本を組にして、離乳食のはじめから「自分で食べる」までを見通して設計された、高知県産ひのきのベビースプーンです。植物オイル・拭きうるし・真塗うるしから仕上げを選べること、ギフトボックス付きで出産祝いにも向くことが持ち味です。赤ちゃんが初めて手にする道具を本物の木にしたい人は、検討してみる価値があります。サイズや仕上げの選択肢、在庫、実物の写真、最新の情報は、下の購入リンク先(山のくじら舎の公式ページ)でご確認ください。