赤ちゃんが初めて口にする食事の道具を、本物の木でそろえたい。島根県松江市八雲町の作家・池田映さんがつくる「無垢の木のベビースプーン(離乳食用)」は、そんな人に向く受注製作の一点ものです。池田さんは自ら山に入って木を伐り出し、3年以上自然乾燥させてから削り出します。本記事で取り上げるのは、新しく加わった樹種・槐(えんじゅ)のバージョンです。当サイトでは2本目のベビースプーンにあたり、1本目に紹介した高知県産ひのきの「おやこさじ」とは、樹種も作り手も、価格の手ごろさも対照的な品になります。

特徴

このスプーンの個性は、作家が素材そのものから手がけている点にあります。雑貨屋 宙によれば、池田さんは島根県内でとれる珍しい国産広葉樹を自ら山で伐り出し、3年以上自然乾燥させてから削り出しているとのこと。樹種は椿や山桃などいくつかの中から選べる形式で、本記事はそのうち新しく加わった槐(えんじゅ)版にあたります。

受注製作のため、在庫が切れているときは仕上がりまで3〜5週間ほどかかります。一点ものとして削り出されるので、木目や表情は一本ずつ異なります。サイズは約160×23×10mm(長さ×最大幅×最大高)と、離乳食用にしぼった小ぶりな作りです。出産祝いの贈り物として選ばれることが多く、販路によっては手書きの手紙やお手入れの説明書が添えられることもあるようです。

木の種類について

使われている木は槐(えんじゅ)です。国産の広葉樹で、雑貨屋 宙でも珍しい国産材として扱われ、公式では新しく加わった樹種として紹介されています。

槐がベビースプーンの素材として印象的なのは、その縁起です。槐は「延寿(えんじゅ)」に通じる縁起木とされ、古くから出産祝いや長寿祈願の贈り物に選ばれてきました。赤ちゃんが最初に使う食の道具に、長寿を願う木を選ぶ。贈り物として手にとられてきた背景には、こうした願いがあります。

仕上げには、食用くるみ油によるオイルフィニッシュが用いられています。槐そのものの色味や硬さといった質感は、実物を確認できていないため、ここでは一般的な範囲にとどめます。実際の風合いは一点ごとに差が出るので、購入リンク先の写真とあわせてご覧ください。

安全性・お手入れ

口に入れる前提の道具なので、安全性は丁寧に見ておきたいところです。仕上げは食用くるみ油のオイルフィニッシュで、化学塗料は使われていません。雑貨屋 宙も、安全に使えるものとして紹介しています。

木という素材そのものにも、ベビースプーンに向く性質があります。金属に比べて軽く手になじみ、熱が伝わりにくいので、温かい離乳食をすくっても口当たりがやわらかくなりやすい。器の内側を傷つけにくいのも利点です。

お手入れは、木の道具の基本を押さえれば長く使えます。

  • 食洗機・電子レンジには入れない。
  • スポンジと食器用洗剤でやさしく手洗いし、スチールたわしやクレンザーは避ける。
  • 水や洗剤に長時間つけ置きしない。
  • 洗ったら早めに水気を拭き取り、しっかり乾かす。
  • 直射日光や急激な乾燥、長期間の放置を避ける。
  • 乾いてかさついてきたら、食用油を薄く塗り直す。

毎日やさしく洗って、ためずにしっかり乾かす。オイル仕上げの木の道具は、この基本と折々の塗り直しで長く使えます。

まとめ

無垢の木のベビースプーン(槐)は、作家が山から育てた木を一本ずつ削り出す、受注製作の品です。「延寿」に通じる縁起木という背景と、食用くるみ油で仕上げた離乳食用の小さな作りが持ち味で、出産祝いに本物の木を贈りたい人や、手の届く価格で作家の一点ものを探している人に向きます。サイズや在庫、納期、実物の写真、最新の情報は、下の購入リンク先(雑貨屋 宙の公式ページ)でご確認ください。

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